2013年に妻と一緒にバックパッッカーとして世界一周をしました。
東周りで北米→中米→南米→アフリカ→ヨーロッパ→アジアを30カ国を6カ月かけて周り、その経験を今airbnbホストとして還元しています。
私は10年以上に渡り、いくつかの事業を営んでいますが、airbnbはその中でも1,2を争うくらい力を入れている事業でもあります。
それはなぜか?
それほど可能性に溢れているビジネスだからです。
実は僕がairbnbを始めたのは実はホストとしてではなく、
ゲストとしてでした。
世界一周っていうと聞こえはいいですが、毎日が感動の連続かと言うとそうでもなく、段々と感動にも慣れが生じてくるんですよね。
かっこよく言うと「旅が日常」、かっこつけずにいうと「ダラダラした毎日」ってとこでしょうか。
もちろんウユニだったり、オーロラだったり世界には日本では考えられなかったような景色が山ほどありますよ。それは間違いなく興奮する。
ただ、そういった場所って行く前から心のハードルが上がっちゃってるから、「あれ?意外とこんなもんなんや。」ってちょっと覚めた気持ちになっちゃうこともあるんですよね。マチュピチュとかカンクンの海とか。
僕は感動って「すごいもの見た時や体験したとき」ではなく「予想を遥かに超えた時」に起こると思うんですよね。
話はそれましたが、僕たちがairbnbを利用したのはそういった感動になれてきた頃でした。
当時はまだ冬終わりで、イギリスロンドンを訪れた時のことでした。
ロンドンは日本と同様非常に物価が高く、hostel bookersやhostel world, expedia, booking.comなど旅行者定番のアプリでも最低でも
ドミトリー(複数人と相部屋)で2500円/人
ボロ宿で6000円/一室
ほどします。
僕達はイギリスのオシャレな一軒家の個室を借りることにしました。
後述しますが、airbnbには家の一室をシェアする「個室」タイプと「全体貸し」タイプの2種類が存在します。
僕達が選んだのは、「個室」タイプでした。当時は一室二人で7000円ほど。ロンドンでは格安です。
ここを選んだ理由は2つ、高レビューと価格。
意外と面倒臭いし交通アクセスって調べないんですよね、レビューがよければ。
だって英語でリスティング読むのめんどくさいっしょ?
まぁ早速色んなヒントぶちまけまくってますが。
予約したのはロンドン中心地から電車で10kmほど離れたEdrisの家。
駅から歩いて20分離れていたので、旅行者にはめちゃくちゃきつい・・・。
案の定ロケーションの星は4つ。
大阪で例えるなら、
ミナミから地下鉄10分のって梅田、
JRに乗り換えて15分、
西宮駅あたりで降りて徒歩20分
のような立地でしたね。
東京はわかりません、ごめんなさい。
決していいといは言えないアクセス。
それでもカレンダーをみると70%の稼働率。
その要因はEdris夫妻の温かさにありました。
夜遅くに到着したにも関わらず、満面の笑みでウェルカムモードモード全開!
あれ?イギリス人夫妻ってとウェスタンな顔イメージしてたのに、出てきたのはノリノリな黒人ラテン系のおばちゃん。
それもそのはず、ジャマイカからの移民らしく、人生のほとんどをイギリスで住んでいるとのこと。
「お腹が減ったのでレストランない?」って聞くと、連れてってあげるよーとテイクアウト専門のレストランに車で連れていってくれました。
「ビールも買いたい」っていうとそのまま24時間のスーパーまで連れてってたりといたれりつくせり。
さすがにそこまではと思って遠慮したら、「大丈夫、私もちょうど買い物があったの」って。
本当かどうかわかりませんが、こういうのって心に残りますよね、深く。
その後はリビングでおしゃべりしながら家族や旅行の話などなど・・・
のはずが、英語力不足のためコミュニケーション疲れで部屋に引きこもり。
英語の出来る人以外は、日本人にはまだまだゲストとして受け入れがたいプラットフォームかもしれませんね、airbnb。
それでもローカルの人と触れ合えるってのは旅の醍醐味の一つですからね。
ともあれこの経験が帰国後10日でairbnbのホストとしてオープンしたキッカケでした。
僕はこの世界一周以外にも旅行やバックパッカーとして40ヶ国以上行ってきましたが、
「楽しかった国=素敵な人と出会った国」
日本人旅行者、現地の人関係なく、比例すると思います。
旅行者はその国に興味を持ってきますからね。
特に我が国に訪れる人は、
日本が好きで好きでたまらない、旅行者のほとんどはそんな人です。
それが政治的に仲が良くない国だとしてもです。
airbnbをお金儲けの手段としてだけじゃなくて、
その人の目線に合わせたサービスをしていきたいですね。
ちゃんちゃん。